事業再構築補助金の申請は2回目以降で採択率が上がる?諦めないことが大切!

過去史上最大級の補助金額の事業再構築補助金。事業回復に向けては非常に魅力的な補助金ですよね。

中でも多額の上限設定されている通常枠は、特に公募が多い枠となっています。しかしながら、採択率は3割と厳しい結果と言えるでしょう。

しかし2回目以降の申請では、前回の申請よりも通りやすいことも事実です。

その要因は、申請内容をブラッシュアップ出来ること、よりスピーディな事業計画書の作成が出来ることが大きな要因となります。

既に第5回の公募が令和4年の1月中に開始、6回目以降の公募が令和4年に3回実施する予定と、当初5回までと言われていましたが延長されるようです。

採択に向けて諦めずに、挑戦してみませんか?

事務局に不採択理由を確認

まずはなぜ不採択だったのか、事務局へ問い合わせましょう。

結果が不採択になった場合、事務局に不採択理由を聞くことが出来ます。ここで浮き出た不採択理由はまず最初に潰しましょう。

ただし、前提として理解しなければならないことは、審査するのも人間だということです。同じ資料を提出しても人により意見が異なることも事実です。

不採択理由はあくまで改善のための材料であり、事業計画の不備ではありません。次回に繋げる意識を大切にして下さい。

不採択となりやすい理由4選

①資金繰りによる事業の見込み性

大きな規模の事業計画を立案する場合、その資金はどのように調達するのかを明確しましょう。

キャッシュがあるならばキャッシュ。融資ならば融資。資金調達の経緯もしっかり記載しましょう。

事業開始後の運転資金は大丈夫なのか?という不安を審査員に与えてしまうと不採択になるリスクがあります。

特に3,000万円以下の申請枠の場合、認定支援機関の策定で申請が行えるため、特に資金繰りについて明記しましょう。

②コロナの影響をアピール出来ているか

事業再構築補助金はコロナの影響による売上の低下、そして回復に苦難している企業や個人事業主が対象です。

補助金を必要としてる方々は、事業の起死回生に四苦八苦している現状をまず具体的に明確しましょう。

コロナの影響はあまり受けてないのでは?の印象が出てしまうと、その時点で不採択になる可能性があります。

5W1Hに沿って、コロナ前からコロナ後の展開へのストーリーをしっかり立てることが重要です。

③指針に沿っているか

条件を満たしているつもりでも、審査員に伝わっていないケースも多く不採択に繋がることもあります。とにかくはっきりと明確に伝えることを意識してください。

申請する類型において、それぞれ定義があり指針が定められています。例えば以下のような指針です。

【指針の例】

  • 新規サービスや商品に新規性の有無
  • 売り下構成比が最も高くなる事業計画

これに対して、事業計画内に”理由”と”要件を満たしている”ことを明記していきます。

詳しい指針はこちらの事業計画指針をご参考下さい。

④伝わる資料か

審査される方々はその事業において素人と思って資料作成を心がけた方が良いでしょう。

  • 専門用語の多様は避ける
  • ビジネスモデルは最初から細かく明記
  • 図解を使ってとにかく分かりやすくする

自分たちでは当たり前の内容は、第三者には当たり前ではありません。

素晴らしい内容でも伝わらなければ意味が有りませんので、素人が読んでも理解できるような内容で記載するようにしてみましょう。

第三者の意見を取り入れる

事業計画の内容は、周りの経営者とも相談をしている方も多いと思いますが、認定期間や銀行などの意見も是非取り入れていきましょう。

対話から生まれる新発想や、問題解決は非常に多いものです。

よく、自分1人での作成を試みる方もおられますが、良い事業計画書を作るためには複数人の意見を取り入れる方が試行錯誤の幅が広がります。

また、根本のルールとして策定には認定機関もしくは銀行の策定が必要になりますので、是非最寄りの認定支援機関等に細かく相談してみてください。

まとめ

申請が不採択になっても諦める必要は全くありません。

事務局から得た不採択理由を基盤に事業計画書を修正しながら、審査員に刺さり、伝わる資料作成を心がけていきましょう。

  1. 資金繰りの見込み性
  2. コロナの影響をアピール
  3. 指針に沿った資料
  4. 素人でも理解できる伝わる資料

5回で終了と予測されていた事業再構築補助金も令和4年に更に3回の実施が予定されるなど、引き続き大規模な補助金枠となっています。

1回目よりも2回目の申請の方が圧倒的に良い事業計画を作る事が出来ますし、採択率も上がります。

これから挑戦される方も、出来るだけ早い着手で事業計画書の作成に取り組むことを推奨します。

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