越境ECは個人事業主でも運営可能!中国市場に出店するための必要資金と補助金申請
越境ECを始めるにはどれくらいの資金はいくら必要なのか、まとまった資金があるわけでもない個人でも始めることは出来るのだろうか?
このようなお困りごとはありませんか?
今は個人事業主でも事業を始めやすい環境であり、越境ECに役立つ補助金も豊富に存在します。
この記事では、今から越境ECを個人で始めたいとお考えの方に向けた、資金調達方法と中国のモール、天猫国際にフォーカスして出店費用を解説します。
中小企業経営支援事務所では2020年において補助金採択率100%を達成しました。補助金や越境ECに興味のある方は是非お声がけ下さい。
もくじ
補助金・助成金の申請
個人事業主や中小企業経営者には、その事業の目的に合わせて補助金や助成金といった、支援を受ける事が可能です
非常に大きなメリットとして、返済義務が無いことが挙げられます。ただし複雑な書類の作成など、事前準備に時間がかかることを理解しておきましょう。
越境ECには様々なITツールを活用するケースがありますので、IT導入補助金は特に抑えておきたい補助金です。
事業再構築補助金
最大補助金額:1億円
管轄:経済産業省
主な補助対象:建物費、機械装置・システム構築費、クラウドサービス利用料等
目的:中小企業の業態転換や新分野展開等による事業の再構築を支援する補助金
ものづくり補助金
最大補助金額:1,000万円
管轄:経済産業省
主な補助対象:機械装置・システム構築費、クラウドサービス利用料等
目的:中小企業等が取り組む革新的サービス開発・試作品開発・生産プロセスの改善を行うための設備投資等を支援する補助金
IT導入補助金
最大補助金額:450万円
管轄:経済産業省
主な補助対象:売上向上や業務効率化を実現するITツール目的中小企業等が自社の課題やニーズに合ったITツールを導入する経費の一部を補助することで、業務効率化・売上アップをサポートするための補助金
中国のモールに出店するためのマージン
出店費用の確認する前に、まずはどこのモールに出店するべきかを確認しておきましょう。越境ECにおいては、マーケティングが非常に重要になってきます。商品や売れ行き、人気度などは常にチェックしていきましょう。
中国で代表的なモールとシェア率
消費者が利用している天猫国際では26.7%と大きなシェアとなっています。また、2021年の11月11日(独立の日)では11日間で5403億元(約9兆6400億円)の売上結果を出しています。 前年の4982億元を大きく上回っており、ますます盛り上がりを見せてくれる市場と言えるでしょう。
ここではそのシェア一位にある天猫国際に出店するための費用を確認してみましょう。
出店には多額の費用が発生するモールが多く、1年目では最大約1100万~300万円程度、2年目以降は50~100万円はおおよその固定費となります。
(記事投稿時点のレートで計算)
保証金
天猫国際へ出店するための保証金は、運営するために必ず支払う必要があります。また、運営店舗の違反行為により、消費者から賠償金請求が有った場合にも利用されます。
年会費
取り扱い品目により、2万元~6万元(約35万~107万円)が発生します。
(記事投稿時点のレートで計算)
技術料
品目により異なり、売上金の0.5%~5%が目安です。
越境ECの注意点
補助金を使えるなら使う。これは資金調達の有効な手段です。特にECではシステム導入などに費用が発生する場合もありますので、この場合はIT導入補助金の活用が出来ます。
しかし、初期費用の確保が出来て出店の確約が取れたから、すぐに商品が売れるわけではありません。特に中国では、その市場の大きさの分、競合が存在します。
焦らず慎重な判断と決断をしながら、上手く市場に商品をはめていく戦略が必要です。
中小企業経営支援事務所では、補助金申請だけでなく、越境ECを成功させるためのサポートをワンストップで行っております。是非お気軽にご相談下さい。
まとめ
中国のモールで越境ECを始める場合、1年目では約300万前後、2年目からは50~100万円の固定費が発生します。
出来る限りコスト削減するには、補助金の活用も非常に有効です。EC運営に伴うシステム導入にはIT導入補助金などの活用がおすすめです。
このように補助金の活用を行うことで、越境ECへの参入ハードルが一気に下がるケースがあります。
2021年の独身の日(11月11日)では、11日間で5403億元(約9兆6400億円)の売上結果を出しています。これは前年を大きく上回る結果です。このように伸び続ける越境EC市場には、まだまだ可能性が多く残されています。
是非新しい市場に挑戦してみませんか?