事業計画は課題解決に着目!補助金申請にも使える事業計画の立案方法とは
いつかは起業したい。何か新事業を行いたい、起業してみたい。
夢を持つ20代のあなた、社会経験を積んだ30代のあなたも、一度は思ったことがあるのではないでしょうか?
このような夢を実現させるために、リスクを少しでも軽くしてくれるのが補助金制度です。
しかし、補助金を申請するにも、しっかりとした事業計画が必要になります。なぜなら、実現性の低い事業に対しては補助金は採択されないからです。
では、その事業計画はどのように立案し、作っていけばよいのでしょうか。
この記事では、事業計画の一番大事な課題解決にフォーカスして解決していきたいと思います。
何から手を付けていいのかが分かるようになりますので、是非参考にしてみて下さい。
もくじ
事業計画の大前提
事業には必ず顧客が存在します。そしてそのお客様から頂くお金で事業が成り立ち、給与となって私たちに返ってきます。
ではその顧客はなぜ、その事業にお金を払うのでしょうか?
これは、顧客の不平不満、抱えている問題やリスク、このようなマイナスの要素を解決してくれるからです。
この課題解決ことが、事業となり、収益を生むわけですね。
課題解決のプロセス
①仮説・リサーチ
何も無いゼロの状態からのスタートになります。まずは仮説を立てて、リサーチが必要になります。
主なリサーチ方法
・アンケート調査
・WEB検索等
ここではお金をかけずに、低コストで出来る方法で行いましょう。
もしかしたらこういう問題があるかもしれない。というおおよその問題の原因を探ります。
例:居酒屋の場合
コロナの影響により、サラリーマンの客足が減少し、売上が上がらずに困っているだろう。
ここから解決の糸口を探ります。
②顧客ニーズの明確化
問題の明確化
市場ではどのような問題が発生しているのかを明確にしていきましょう。
具体的にその市場では、誰が、なぜ、どのように困っているのかを考えます。
サラリーマンが来なくなった理由はどこにあるのでしょうか?コロナの影響はあくまで原因であり、根本的な要因ではありません。
ヒアリングしてみたところ、本当は外で食事したいが、家族に不安を与えないため自粛している、が理由として分かりました。
ここで初めて問題の要因が明らかになったわけですね。ではこの問題を解決するにはどのような手順で進めれば良いのでしょうか。
貢献ポイント
家族のコミュニケーションを大切にしながら、みんなで楽しめる宅配or持ち帰り居酒屋メニューのご提供。
市場規模の把握
このエリアには2万人、世帯持ちが38%のため、ここに向けたアプローチを行う。
③自己分析・マーケティング
差別化戦略
自分、自社の強みと弱み、市場の理解を深めて、打ち出せる具体的な施策を立案していきます。
新しい事業を行う際、必ず競合他社が存在します。競合と競り勝つためには、得意分野を伸ばして深く攻めることが重要です。
それが差別化となり、顧客を逃がさない工夫となります。
SWOT分析
ここでは汎用性のあるSWOT分析を使い、分析してみましょう。
SWOT分析は自社と市場を分析する際に有効です。一人で行うのではなく、複数人で行うことで、意見が広がります。
④事業戦略
実現性
事業を行うにあたっての投資費用、ランニングコストにどれくらいの費用がかかるのかを明確にしましょう。
現状の事業規模からかけ離れている数字にならないかが重要です。
あまりに背伸びをしすぎてしまうと、実現性が薄れ、非現実的な事業計画となってしまいます。
収益性
いくらの物をいくらで売るのか、その価格は市場に適合しているのか。
誰から仕入れ、誰だ加工し、誰に何をどのようにいくらで売るのか、収益モデルを明確にしましょう。
競合の把握
参入した場合の競合は誰なのか。その数はいくつあるのかを把握しましょう。
まとめ
今回の記事では、事業計画を立案する時に一番大事な、課題解決のプロセスを解説しました。
顧客の課題解決=事業計画、といっても過言ではないほど、このプロセスは重要です。
- 仮説
- ニーズの明確化
- 分析
- 戦略立案
この流れで事業計画を行うことで、やりたいことから顧客が求めることへと変化します。
特に補助金の申請にはこの事業計画が非常に重要になるため、是非参考にしてみて下さいね。