補助金を申請する前の3ステップ|SWOT分析で採択率を上げよう

補助金申請する前にSWOT分析が非常に役立つことをご存じですか?

実は採択、不採択を分ける命運を大きく分ける要因になります。

自社の内部環境と、それを取り巻く外部環境をしっかり理解することで、補助金申請プロセスの一つ、事業計画書の作成の品質と信頼性がグッと増します。

この記事では、補助金を申請する前のステップとして以下3つの手順で解説します。

  1. 現状を把握
  2. 課題や問題を発見
  3. 補助金を探す

あなたの会社にとって、今後伸ばすべきポイントがきっと見つかるはずです。是非活用してみて下さい。

補助金申請前に①現状把握

SWOT分析

SWOT分析とは

内部環境と外部環境のポジティブとネガティブを浮き彫りに出来る分析方法です。

この分析から得られる情報を基に、企業が力を入れていくべき事業計画を明確にすることが出来ます。

さらに、弱みとマーケットの脅威を理解して、将来のリスクや課題を事前に回避することにあります。

SWOT分析を行う利点

補助金の申請プロセスの中に、事業計画書の作成があります。

新しいチャレンジを行うために、本当に必要となる設備やシステムを浮き彫りにすることで、5W1Hで一貫性の持つ内容に仕上げることが出来ます。

補助金の不採択で多い理由には、その事業を行うにあたり、単にやってみたい事業として捉えられてしまうケースです。

*多い不採択理由*
・信用性が薄い
・見込み性が薄い
・要件を満たしていない

採択されるための事業計画書の作り方はこちらの記事も参考にしてみて下さい。

補助金申請前に②課題発見

課題発見の手順

ここでは小売業と仮定して、課題を発見してみましょう。

まずは、SWOT分析に基づいて強みと弱み、マーケットの情報を思いつく限り箇条書きで書き出してみます。

①強み
社員への価値観共有が出来ている。

②機会
同業者の廃業

③弱み
システム理解度が低い

④脅威
通販普及による来客数の低下

このように、各項目で重要となる要素を1つずつピックアップしてみましょう。

分析結果から見えること

課題

ハイテク普及の流れに上手くついていくことが出来ていない。社員のシステム理解度の低下している。

課題解決

業務プロセスの見直しを行い、システム自体を単純化し、新システムの導入する。

今後の展開

市場ではEC販売が主流であるため、社員教育を行いながらEC分野へ参入する。日本国内だけでなく、海外へ向けた商品展開を行うため、オリジナルブランドの開発を手掛ける。

さらに、同業者の廃業に伴い、買いたいものが買えずに困っている方を対象に、地域密着型の配達サービスを立案する。

一例として、このような方向性を見出すことが出来ました。

SWOT分析を行うポイント

この分析を行うには、たくさんの情報が必要になります。

一人で行うものではなく、複数人で行ったり、第三者の意見を取り入れることで新しい気付きが生まれます。

是非活用してみ下さい。

中小企業経営支援事務所では、補助金採択に向けてワンストップでサポートしております。是非お気軽にお声がけください。

補助金申請前に③補助金を探す

適合する補助金を見つける

ここで使える補助金制度は、新しいシステム導入や、配達サービスを行うための設備導入に係る補助金です。

例えば、IT導入補助金事業再構築補助金なども使えそうです。

補助金を活用したいけど、どれが適合しているのか分からない。探すのも手間。

そんな方は最寄りの税理士や会計士に相談するのも良いでしょう。

補助金を探す際に役立つ機関

ミラサポplus

中小企業向けの補助金や助成金を探す総合サイトです。

ミラサポPlusはこちら

J-Nets

補助金、助成金だけでなく、融資の検索も行うことが出来ます。

J-Netsはこちら

商工会議所・商工会への相談

着手金や成功報酬などは発生しません。

誰でも相談することが出来るため、まずは相談してみると良いでしょう。

進捗確認にその都度足を運ばなければならないため、コミニケーションに時間を要します。最近ではオンライン相談を受け付けている場所もあるので、是非活用してみましょう。

商工会議所検索サイトはこちら

まとめ

今回の記事では、補助金を申請する前に大事なSWOT分析について解説しました。

①SWOT分析による自社分析

自社の内部的強みと弱み、市場の状況を把握し、事業拡大や新しい事業展開の方向性を定める。

②課題の発見

現状の問題だけではなく、将来起こりえるリスクを把握し、自社の強みでどう乗り越えていくのかを明確にする。

③適した補助金を見つける

目的を果たすために必要な設備やツールを確認し、導入するために補助金を使う。

事前にこのステップを踏むことで、申請時の資料作成も非常にスムーズになり、認定支援機関などとやり取りする際にも有効活用出来ます。

是非、ご参考にしたいだければ幸いです。

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