• 大規模成長投資補助金

最終更新日 

投稿日 2026.07.06

初挑戦・短期間で挑んだ大規模成長投資補助金、“一発”で32億円採択|株式会社ダイセキ環境ソリューション

概要

会社名 株式会社ダイセキ環境ソリューション
所在地 愛知県名古屋市
補助金 中堅・中小・スタートアップ企業の賃上げに向けた省力化等の大規模成長投資補助金 第5次公募
補助金額 32億円
事業計画名 静岡市におけるプラスチック資源再商品化事業

株式会社ダイセキ環境ソリューションは、静岡市で投資総額99億円のプラスチックリサイクル工場を計画しています。

同社は、建設費の高騰で投資額が膨らみ「補助金がなければ断念せざるを得ないかも」という状況のなか、ほぼ初めての国の大型補助金に、しかも短い申請期間で挑みました。

それでも第5次公募において、32億円の採択を“一発で勝ち取る”に至ったお話を、同社にうかがいました。

99億円。過去最大の投資に向けて大規模成長投資補助金を狙うことに

当社は、「環境問題を解決して社会に貢献する」ことを使命とし、廃棄物などに再び価値を与える「環境リバリューストラクチャー」をミッションに掲げる会社です。

次の事業として狙いを定めたのが、廃プラスチックの資源循環。一般家庭から排出される容器包装プラスチックを集めて選別・洗浄し、再び使える素材に生まれ変わらせる取り組みでした。この資源循環を形にするのが、今回の静岡市での新工場です。

(仮称)静岡市資源循環センター 完成予想図

この工場建設に必要な投資額は当初60億円規模でしたが、物価高や円安で膨らみ、最終的には99億円と当社として過去最大の投資となりました。ここまでの規模になると、補助金が取れなければ、事業そのものを中断していたかもしれません。

当初は環境省の「プラスチック資源・金属資源等のバリューチェーン脱炭素化のための高度化設備導入等促進事業」も検討していましたが、対象が建物費を除く設備費の3分の1まで(当社の場合)と範囲が限られ、事業全体の投資額が思うように下がらないことがわかりました。どうしようかと考えていたとき、設備メーカーのセミナーで「大規模成長投資補助金」を知りました。

一発で確実に採択を勝ち取りたい。だから“間違いのないコンサルタント”を選びたかった

補助金は一発目の申請から採択を狙いにいくのではなく、審査後の指摘をもとに資料を作成し直し、次の公募の採択につなげる、という方法もあると思います。

一方で、当社の場合、開業の時期が静岡市のプロポーザル(提案型の入札)で選ばれた時点で決まっており、投資の時期を後ろにずらせない状況でした。そのため、一発で採択を勝ち取る必要がありました。

しかし国の補助金への申請は初めてで、何から準備すればいいのかもわからなかったため、外部のコンサルタントに頼ることにしました。

中小企業経営支援事務所(SME)さんに依頼を決めた理由はいくつかあります。

ひとつは費用面で、大規模成長投資補助金は採択額そのものが大きいため、「採択額の○%」という成功報酬型だと、支払う費用もそれだけ大きくなります。銀行の紹介や大手にはこの方式が多いなか、SMEさんは一定額で、しかも安価でした。

また、本補助金の採択実績がすでに3件あったことや、2名のコンサルタントによる支援体制も、安心してご依頼できそうだな、と感じた点です。

それ以外にも、国の補助金への申請が初めての当社に対して、大規模成長投資補助金の中身をわかりやすく説明し、採択で有利になる「加点項目」を当社の立場に即して示していただきました。さらに実際に当社の名古屋にある工場まで足を運んでいただき、当社がどの事業で売上を立てているのかを見たうえで、採択につなげるには何が必要かを提案してくださいました。

最初から当社と同じ目線に立って考えてくださったことも、依頼の決め手となった理由です。

成長投資計画書の作り込みから面接対策まで、ずっと寄り添ってくれた

大規模成長投資補助金では、採択を勝ち取れる水準まで成長投資計画書を作り込む必要があります。

中小企業経営支援事務所さんは当社の事業の中身を理解したうえで、ときに「この書き方は審査員に伝わりにくいのでやめたほうがいい」と違うことは違うとはっきり指摘しながら、具体的な書き方のアドバイスをしてくださいました。当社だけでは、採択につながる計画書は作れなかったと思います。

また2次審査の面接対策では、想定問答を用意してくださいました。実際、本番では「これは練習で出た質問だな」とフラッシュバックする場面が多かったです。質問の半分以上は想定したなかから出てきたでしょうか。

さらに、SMEさんに審査員役になっていただき、繰り返し面接の練習をする機会も作ってくださいました。

面接では複数の審査員が、お一人15分ほどで4〜5つの質問をこちらに投げかけてきます。事業に思い入れが強いほど一つの質問に熱がこもり、つい長く答えてしまいますが、そうすると最後まで話せません。「回答は一問2分以内で、ポイントを押さえて」という指導と練習のおかげで、本番は時間内に答えきることができました。

こうした手厚い支援のおかげで、第5次公募で無事に採択されました。喜びと同時に、心から安堵したことを今でも覚えています。

実は、大規模成長投資補助金の第5次公募は申請期間が直前に1ヶ月も前倒しになり、前回の公募から準備してきた企業に比べて、初挑戦の当社は不利な状況でした。

それでも採択を掴み取れたのは、計画づくりの段階から面接の直前まで、ずっと寄り添って伴走してくださったSMEさんがいたからこそだと感じています。

交付申請や実績報告でも丁寧な伴走をお願いしたい

大規模成長投資補助金の採択は無事に受けることができましたが、交付される金額はまだ確定していません。最大32億円に向けて、ここからの書類づくりでどこまで近づけるかが課題です。

SMEさんには交付申請から実績報告まで、引き続き伴走をお願いしたいと考えています。また今後は補助金に限らず、当社の事業全体で力を借りたいとも思っています。

補助事業の概要

静岡市の事業用地(約3万㎡)に、容器包装プラスチックの「受入〜中間処理〜再商品化」を市内で完結させる新工場を建設。各棟をベルトコンベアで直結し、車両運搬を省いて効率化・CO2削減を図る。光学選別機8台による日本初の「3回樹脂選別」で、主成分90%以上の高品質な再生ペレットを製造する。

株式会社中小企業経営支援事務所

私たちは、経営者の皆様が抱える課題を根本から考え、あらゆる角度から、最善の解決方法をコンサルティングしています。事業拡大のための補助金活用支援や経営改善支援、事業承継支援(M&A・親族内承継)まで、経験豊富な中小企業診断士がしっかり伴走していきます。

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