中小企業成長加速化補助金のコンサルに依頼するメリットは?費用相場や失敗しない選び方も解説

中小企業成長加速化補助金は、売上高100億円超を目指す成長意欲の高い中小企業に対して、最大5億円の補助を行う補助金制度です。
中小企業の大きな事業成長に寄与する制度ですが、本補助金の採択率は約16.3%と決して高くありません(参照:中小企業成長加速化補助金〈1次公募〉採択者の公表について|100億企業成長ポータル)。
そこで、補助金申請をサポートするコンサルティング会社に相談する企業も多く見られます。
本記事では、中小企業成長加速化補助金のコンサルティング会社に依頼するメリットや費用相場、失敗しないコンサル選びのポイントについて詳しく解説します。採択を勝ち取りたいとお考えの事業者様の参考となれば幸いです。
当社・中小企業経営支援事務所も、経営に関する専門知識や支援実績が一定以上あると国が認める「認定経営革新等支援機関」として、補助金の申請支援のトータルサポートを行っています。
補助金の申請ポイントや採択を勝ち取るための事業計画のコツが知りたいとお考えでしたら、ぜひ以下のメールフォームからお気軽にご相談ください。豊富な経験を持つスタッフが、懇切丁寧にアドバイスいたします。初回相談は60分無料です。
目次
中小企業成長加速化補助金とは
中小企業成長加速化補助金は、将来の売上高100億円を目指し、大胆な設備投資を進めようとする中小企業を支援するための補助金制度です。
日本経済は賃上げ率・国内投資ともに30年ぶりの高水準にありますが、多くの中小企業は物価高や人手不足などの経営課題に直面しています。本補助金は、地域経済にインパクトのある成長企業を創出し、経済の好循環を全国に行き渡らせることを目的としています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 概要 | 売上高100億円を目指して大胆な投資を進める中小企業の取組を支援する制度 |
| 補助対象者 | 売上高10億円以上100億円未満の中小企業者(みなし大企業・みなし同一法人を除く) |
| 補助対象要件 | ①投資額1億円以上(税抜き) ②100億宣言の公表 ③賃上げ要件を満たす5年程度の事業計画策定 ④国内での事業実施 |
| 補助上限額 | 5億円 |
| 補助率 | 1/2 |
| 補助対象経費 | 建物費、機械装置費、ソフトウェア費、外注費、専門家経費(各単価100万円以上等の条件あり) |
本補助金の大きな特徴は、「100億宣言」への登録が必須である点です。これは経営者が「売上高100億円」という目標を掲げ、その実現に向けた取組を宣言するものです。また、賃上げ要件として、補助事業完了後3年間で従業員1人当たり給与支給総額の年平均上昇率4.5%以上を達成する必要があります。
中小企業成長加速化補助金のコンサルに依頼する3つのメリット
中小企業成長加速化補助金のコンサルに申請サポートを依頼すると、事業者は採択率を高める投資計画書の作成支援が受けられたり、申請手続きの負担軽減と時間短縮ができたりなどのメリットがあります。
採択率を高める投資計画書の作成支援が受けられる
コンサルに依頼するメリットのひとつが、採択率を高める投資計画書の作成支援を受けられる点です。
本補助金では、以下のような審査項目が設定されており、それぞれに対して説得力のある記載が求められます。
| 審査項目 | 主な審査内容 |
|---|---|
| 経営力 | 売上高100億円に向けた中長期ビジョン、事業戦略の論理性、賃上げ計画の具体性 |
| 波及効果 | 地域経済への貢献、サプライチェーンへの波及、パートナーシップ構築宣言の実施状況 |
| 実現可能性 | 経営体制の構築状況、財務基盤の健全性、金融機関のコミットメント |
補助金申請に精通したコンサルは、これらの審査ポイントを熟知しており、自社の強みを効果的にアピールする計画書の作成をサポートしてくれます。特に投資計画書(様式1)は40ページ以内で作成する必要があり、限られた紙面で審査員に訴求する構成力が求められます。
また、本補助金では1次の書類審査を通過した後、経営者自身によるプレゼンテーション審査(2次審査)が実施されます。コンサルの支援を受けることで、計画書の内容と一貫性のあるプレゼン準備も効率的に進められるでしょう。
申請手続きの負担軽減と時間短縮ができる
中小企業成長加速化補助金の申請手続きの負担軽減や時間短縮ができるのも、コンサルに依頼するメリットです。
中小企業成長加速化補助金の申請には、多くの書類準備と複雑な手続きが求められます。例えば、公募要領で定められた主な提出書類には以下のようなものがあります。
| 書類名 | 内容・注意点 |
|---|---|
| 投資計画書(様式1) | 40ページ以内、PDF形式で提出 |
| 投資計画書別紙(様式2) | Excel形式で数値を記入 |
| ローカルベンチマーク(様式3) | 財務分析シートへの入力が必要 |
| 決算書等(3期分) | 貸借対照表・損益計算書など必須 |
| 金融機関による確認書(様式4) | 該当者のみ提出 |
さらに、申請は補助金申請システム「Jグランツ」を通じて電子的に行う必要があり、利用にはGビズIDプライムアカウントの取得や「100億宣言」への登録が必須です。アカウントの取得には約2週間かかる場合もあるため、早めの準備が欠かせません。
こうした煩雑な手続きをコンサルタントに依頼することで、書類作成や申請入力の負担を大幅に軽減できます。本業に集中しながら、期限内に不備のない申請を完了させることが可能になるのは大きなメリットといえます。
採択後の事業実施に対する伴走支援が受けられる
中小企業成長加速化補助金のコンサルによっては、申請サポートだけでなく、採択後の事業実施の伴走支援を行っています。
中小企業成長加速化補助金は、採択がゴールではありません。実際に補助金を受け取るためには、採択後に「交付申請」「補助事業の実施」「実績報告」「確定検査」といった複数の段階を経る必要があります。
さらに、補助事業終了後も5年間にわたって事業化状況や賃上げの達成状況を毎年報告しなければいけません。この際に、賃上げ要件を満たせなかった場合は、未達成率に応じて補助金の返還を求められる可能性があります。
採択後のフォローアップまで対応できるコンサルを選べば、補助金の確実な受給と要件達成を実現するためのサポートを受けられます。
当社・中小企業経営支援事務所では、中小企業成長加速化補助金の採択後もしっかりサポートしています。交付申請から実績報告、さらに5年間の事業化状況報告まで、経験豊富なコンサルタントが伴走支援。煩雑な事務手続きの負担を軽減し、賃上げ要件の達成に向けたアドバイスも行います。初回相談は60分無料です。ぜひお気軽にお問い合わせください。
中小企業成長加速化補助金のコンサルに依頼する場合の注意点
中小企業成長加速化補助金にはさまざまなメリットがありますが、一方で注意しなければならない点もあります。
応募申請時の投資計画作成費用は補助対象外
公募要領では「応募・交付申請時の投資計画の作成に要する経費は補助対象外」と明記されています。つまり、コンサルへ支払う申請書作成費用は自己負担となります。
コンサルはプレゼンテーション審査に同席できない
本補助金の2次審査であるプレゼンテーション審査について、コンサルの同席は認められていません。経営者自身が審査に臨む必要があるため、計画内容を十分に理解しておくことが重要です。
虚偽申請や不正行為は厳しく処分される
コンサル主導であっても、申請内容に虚偽があれば不採択や交付決定取消の対象となります。最終責任は申請者にあることを認識しておきましょう。
中小企業成長加速化補助金のコンサルに依頼した場合の費用相場
中小企業成長加速化補助金のコンサル費用は、一般的に着手金と成功報酬の組み合わせで設定されます。
以下はそれぞれの費用相場です。
| 費用項目 | 費用相場 |
|---|---|
| 着手金 | 5万〜30万円程度 |
| 成功報酬 | 調達額の2〜10% |
上記はあくまで相場であり、相談先によって大きく異なります。初回相談時に具体的にどれくらいかかるのかヒアリングしましょう。
特に中小企業成長加速化補助金の場合、補助上限額が5億円と高額なため、成功報酬の料率設定が費用に大きく影響します。コンサルによっては上限額を設定しているため、費用面に不安がある場合はそうしたコンサルを選ぶのもひとつです。
また、成功報酬の中に、採択後の交付申請や実績報告書作成などのサポートが含まれる場合と、含まれずにオプションとされている場合があります。契約前に支援範囲と料金体系を確認しておくことが重要です。
中小企業成長加速化補助金のコンサル選びで失敗しないためのポイント
中小企業成長加速化補助金のコンサルを選ぶときは、認定経営革新等支援機関かどうか、採択実績は何がどのくらいあるのかなどを確認することが大切です。
認定経営革新等支援機関かどうかチェックする
中小企業成長加速化補助金の申請支援を依頼する際は、そのコンサルが「認定経営革新等支援機関」かどうかチェックしてみましょう。
認定経営革新等支援機関とは、中小企業支援に関する専門的知識や実務経験が一定レベル以上であると国(経済産業省)が認定した支援機関のことです。
補助金申請に必要な投資計画書の作成ノウハウを豊富に持っており、採択後の交付申請や実績報告など手続き全般をサポートできる体制が整っていることも多く、採択や受給に向けた的確なアドバイスを受けられる可能性が高まります。
認定経営革新等支援機関は、専用の検索システムで簡単に探すことができます。
当社・中小企業経営支援事務所も認定経営革新等支援機関です。初回相談は無料ですので、もしコンサルを探す時間がないとお悩みでしたら、当社に一度、お気軽にご相談いただけますと幸いです。
採択実績について確認する
コンサルを選ぶ際は、中小企業成長加速化補助金における採択実績を必ず確認しましょう。この補助金は書面審査に加えてプレゼンテーション審査も行われるため、単に申請書類の作成経験があるだけでは十分とは言えません。
確認すべきポイントは以下の通りです。
- 採択件数:過去に何件の採択実績があるか
- 支援業種:自社と同業種または類似業種の支援経験があるか
- 投資規模:1億円以上の大型投資案件の支援経験があるか
- 面接対策の実績:プレゼンテーション審査への対策支援を行っているか
また、実績を確認する際は、具体的な数字を示せるかどうかも重要な判断材料となります。「採択実績多数」といった曖昧な表現ではなく、「補助金の採択実績50件以上」のように明確な数字を提示できるコンサルは信頼性が高いと言えます。
さらに、成長加速化補助金特有の「100億宣言」への対応経験や、工場建設など大規模設備投資の計画策定経験があるかも確認しておくと安心です。初回相談時に遠慮なく質問し、自社のプロジェクトに適した支援体制があるかを見極めましょう。
支援範囲に不明点がないか確認する
ひと言に支援と言っても、コンサル会社によって対応内容が異なります。契約前にどこまでのサポートを受けられるのかを明確にしておきましょう。
たとえば、確認すべきポイントには以下のようなものがあります。
- 投資計画書の作成支援はどこまで含まれるか
- 申請書類の提出代行や修正対応は可能か
- 採択後の交付申請・実績報告もサポート対象か
- 着手金・成功報酬・追加費用の発生条件はどうなっているか
また、中小企業成長加速化補助金では、投資計画作成費用は補助対象外となっているため、コンサルへの支払いは全額自己負担となる点にも注意が必要です。
自社の事業に深く共感し、思いを汲み取ってくれるか見極める
中小企業成長加速化補助金では、経営者自身がプレゼンテーション審査に臨む必要があります。そのため、コンサルが自社の事業やビジョンに深く共感しているかどうかは、採択を左右する重要なポイントです。
事業への共感度が高いコンサルであれば、「売上高100億円」という目標に向けた経営者の熱意や想いを的確に言語化し、審査員の心に響く投資計画書を作成できます。一方、共感が薄いまま進めてしまうと、テンプレート的な計画書になり、自社の独自性や強みが十分に伝わらない恐れがあります。
コンサルの共感度を見極めるには、以下の点をチェックしましょう。
- 初回相談で事業を始めた動機や将来ビジョンを丁寧にヒアリングしてくれるか
- 自社の強みや独自性を理解しようとする姿勢があるか
- 「100億宣言」に向けた取り組みに前向きな反応を示してくれるか
依頼先を選ぶ際は、複数のコンサルと面談を行い、単なる書類作成代行ではなく、経営者と同じ目線で事業の成長を考えてくれるパートナーかどうかを見極めることが大切です。
中小企業成長加速化補助金のコンサルをお探しでしたら中小企業経営支援事務所にご相談ください
中小企業成長加速化補助金は、採択率約16.3%程度と狭き門であり、書面審査に加えて経営者自身によるプレゼンテーション審査も課されます。採択を勝ち取るためには、審査ポイントを押さえた投資計画書の作成と、万全のプレゼン準備が欠かせません。
当社・中小企業経営支援事務所は、国が認める「認定経営革新等支援機関」として、補助金申請のトータル支援を行っています。初回のヒアリングから事業への想いや背景を丁寧にお聞きし、自社の強みを最大限にアピールできる計画書づくりをサポート。また、採択後の交付申請・実績報告まで、一貫した伴走支援が可能です。
「まだ具体的な計画が固まっていない」という段階でも問題ありません。豊富な経験を持つスタッフが、採択に向けた道筋を懇切丁寧にアドバイスいたします。初回相談は60分無料で承っていますので、ぜひ以下のメールフォームからお気軽にご相談ください。
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