補助金とは何か?リスクバランスを保って会社を大きくさせる唯一の方法
業務の生産性が悪い、業績悪化でなんとか売り上げを作りたい。このような悩みはございませんか?
とはいえ、新しい仕組みを取り入れたり、新しい事業へ取り組むことにリスクを感じる経営者も多いのではないでしょうか。
そんな中、少しでも企業の背中を押してくれる制度、それが補助金です。
経済産業省が主体の補助金には、企業応援を通じて経済を安定させる目的があります。
意欲を持つ企業へ向けた救済の意味もあり、リスクバランスを保つには非常に有効な制度です。
あなたに合う補助金とはいったいどのようなものなのか?是非、一緒に探してみませんか?
もくじ
補助金を知る5ステップ
ステップ①補助金とは
国の経済回復や拡大が念頭にあります。
成長見込み、成長意欲のある企業に対して、生産性を上げるための設備設置や新事業の立上げのサポートを行うためのお金です。
ステップ②補助金申請前にすること
現状把握
自社の強みと弱み、自社を取り巻く外部環境をリサーチしてみましょう。
これらはSWOT分析と呼ばれ、戦略の方向性やマーケティングを行う上で非常に有効です。
不足している物は何か?
企業成長させるために、進めるべき方向性が決まれば、それに対して不足している設備や環境があるでしょう。
それらを補ってくれる制度が補助金です。時には多額な資金が必要になる場合がありますので、とても強い味方と言えます。
ステップ③補助金を探す
補助金を探す際には、経済産業省のミラサポPlusを活用してみましょう。
補助金は自社が必要としている分野に申請しましょう。
どれを活用していいか分からない方は、中小企業経営支援事務所でお手伝いをさせていただいております。是非お気軽にお声がけ下さい。
ステップ④申請
補助金の申請手順に沿い、申請書類を作成します。
A4用紙10枚程度等、各補助金によってに指定があります。
また、申請の手順にはそれぞれに決まったルールが有りますので、公募要領を必ず確認しましょう。
ステップ⑤採択から交付まで
採択された後は、すぐにお金が入金されるわけではありません。
- 採択後
- 事業実施
- 経費報告
- 補助金受け取り
採択後は申請した事業計画に基づき事業を進めます。
補助事業期間が設けられ、期間内に実際にかかった経費の報告を行い、実施が確認されると規定の補助金を受取ることが出来ます。
つまり、補助金を受取るにはそれなりに時間がかかるということですね。
補助金申請の注意点
①不採択リスク
補助金は不採択されるリスクがあります。よくある不採択理由をいくつか確認してみましょう。
補助金の指針に沿っていない
補助金には必ずクリアしなければならない要件があります。
申請する方からすると、作成した事業計画はすべての要件をクリアしているつもりでも、審査員からすると上手く伝わっていないことも多いです。
補助金の指針に沿っている旨を、必ず理由を添えて明記しましょう。
背伸びしすぎた事業
高い目標は非常に良いことではありますが、合理性が欠けてしまうケースです。自社が出来る範囲、参入する市場の規模の把握は必ずしておきましょう。
資料内容が伝わらない
申請した資料は、中小企業診断士の方々が審査すると言われております。
中小企業診断士というのは、経営のプロではありますが、各業界のプロではありません。
文章だけではなく図解を用いた資料や、専門用語を多発するような資料は避けましょう。
②入金は後から
補助金は受け取りまでに一定期間を要します。長くて1年以上かかる場合もあります。
補助金は採択されたとしても、事業を行う資金繰りを事前に考えておかなければなりません。
特に注意するべきは、事業再構築補助金等の事前着手金の制度です。この場合、もし不採択となった場合、既に着手した経費は支払われないので注意しましょう。
③資料作成の手間
提出する申請資料の作成には時間がかかります。
事業計画だけではなく、申請のルールの理解も必要になります。
申請に対してのお困りごとも中小企業経営支援事務所ではお手伝いをさせていただいております。是非お気軽にお声がけ下さい。
注目の補助金
①事業再構築補助金
最大補助額:1億円
コロナウィルスの影響で、経営に打撃を受けた企業、個人事業主に対しての救済補助金です。過去史上最大の補助額となっており、非常に注目を集めています。
特に飲食、宿泊施設等、影響の大きい業種は挑戦する価値があります。
詳しい内容はこちら。
②IT導入補助金
最大補助額:450万円
中小企業や小規模事業者が、業務環境において非効率なシーンをITツールの導入で効率化を図るための補助金です。
アナログをデジタルに切り替えをお考えの方は、是非挑戦してみましょう。
詳しい内容はこちら。
③小規模事業者持続化補助金
最大補助額:50万円
働き方改革や賃上げ等、小規模事業者にとって苦しい制度変更に対応するための補助金です。国や自治体の制度に対応するためには、環境を変化させたり、新たに構築したりすることが求められます。
そのような環境構築を支え、持続的に経営を行えるようにサポートする補助金です。
詳しい内容はこちら。
まとめ
今回は補助金を知るために5ステップで解説しました。
ステップ①補助金の概念
経済回復のために国が企業を応援するお金
ステップ②申請前に
自社の現状を把握しましょう
ステップ③探す
適した補助金を探しましょう
ステップ④申請
各補助金の申請ルールに従い、書類作成します
ステップ⑤採択~交付まで
事業実施後に経費申請、そして入金されます。
補助金は企業の成長をさせるために有効活用するべき制度です。不採択や申請の手間はあるものの、採択された場合は飛躍的に発展を遂げることが出来るでしょう。
必ず適合する補助金がありますので、是非探してみはいかがでしょうか?